ゴミ扱いでやっかいものをオークションに出したら
えらい金額に跳ね上がった体験談を知人に聞かせていただきました。
面白すぎたのでここでご披露デス。
以下、
とある超マニアックな業界に住むマイホームパパの実話。
彼は、
たいていの人が、名前を聞いたら知ってる
ある「モノ」を考案された人で、そのモノのマニアなら飛び上がって喜ぶような
知るヒトゾ知るその業界じゃ有名な人。
(が、知らない人はしらにゃい。。アタリマエ。。笑
以下、彼の体験談です。
当時、
テレビの「なんでも鑑定団」と言う番組が始まったばかりの頃だったでしょうか?。
一見、何でもないガラクタのような物が、
とんでもない高額で取引される事に世間が驚嘆し、
我が家の「お宝」を漁る行為が流行っていた時代です。
私は、「とある特定分野」では
誰よりもレアな物を入手出来る身分に有りましたので、
「いつか、何かの役に立つかもしれない」と、
1回だけ試しに成形してみたテストショットですとか、
発売まで企画され、パッケージまで作ってておきながら、
発売中止になった商品ですとかを1〜2個ずつ保管しておりました。
ただ、ちょっと読みが甘かったんですね・・・
当時は北米市場ではトイザらスが圧倒的な主導権を握っておりましたので、
色々と商品化の準備を進めていても、
トイザらスが「要らない!」と言えば、
発売中止にならざるを得ない状況だったのです。
どういう訳か、そう言う時に時に限って、
私の手元にレア物がドンドン、ドンドン、貯まっていくのですよ!・・・
集め出した途端に貯まり始めるのだから(1円もかけず)、
「俺ってコレクターの才能が有るんじゃないのか!」などと、
嬉しいような困ったような状況に陥りました。
ですがね・・・これが洒落にならんのですよ・・・
何しろコレクションの収納場所が会社の机の周りですから、
当然不評を買いますわな(笑)。
上司は怒りだすし、役員からも「何とかならんのか」とか言われるし・・・・・・・・
もう、いっその事、売り飛ばしてしまう事も考えましたが、
そんな事すりゃ当然「不正」ですから会社を首になっちゃうし・・・・・・・・
そんな時です!
海の向こうの取引先から天の声が聞こえて来たのです(笑)。・・・
何でも、近々その手のマニアの祭典「ほにゃらら」が、
例年にない凄い大規模で行われるとの事、
ついてはそこでアフリカだったか何処だったかの
飢餓に苦しむ子供達に寄附する為に大々的に
チャリティー・オークションを行うとの事、
だが、そこで出展する為の目玉のレア物になるようなが無い!・・・
何とか都合を付けてもらえないか・・・・・・・・と言う話でした。
今こそ放出の時!!!
そして、オークション当日!。・・・
凄まじい熱狂の渦が展開された事は言うまでも有りません。
何しろ熱狂的なマニアの方々にとっては、
世界に1つか2つしか無いような
「真正」の「超レア物」」が出展されているのです。
凄まじい高値で次々と落札されていった事は言うまでも有りません。
・・・これで私はゴミが無くなった(笑)。・・・
マニアの方々は「涙物の」お宝が手に入った・・・
飢餓に苦しむ子供達には支援が行った・・・
めでたしめでたし。
ねえねえ、なかなか良い話だとおもいませぬか〜〜
気に入った=!!
彼の普段の超がつく四角四面のまじめキャラを知ってるだけに
円山公園の一角に建てた私設迎賓館です。
長楽館その名称は伊藤博文が宿泊した折りに付けられました。
工事は、アメリカ人技師T.M.ガーディナーの設計・監督です